トラストの人々

制作
広島事業部
2012年入社
Q
今まで経験した仕事内容と現在の仕事内容を具体的に教えてください。
A
番組を作る「制作」と呼ばれる仕事をやってきました。入社してすぐ国内ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(J:COM)で、女優やアイドルの卵と一緒に地域を紹介する番組を担当してきました。衣装の製作、小道具の準備、取材先の下見、撮影スケジュールの調整、台本の作成、取材、編集、番組予算の管理など多岐に渡る業務を担当をしていました。2018年4月に東京から地元の広島事業部に異動し、現在は広島ホームテレビの報道部で記者をしています。毎日カメラマンとアシスタントと私の3人で取材へ行き、原稿を書いてVTRを作り、ニュースとして放送します。バラエティ番組とニュース番組ではかなり違いがありますが、取材をして視聴者の方に映像を届けるという意味では、どちらも同じ制作業務です。
Q
担当業務の魅力・やりがいを具体的に教えてください。
A
確かジャーナリストの田原総一朗さんだったと思いますが「名刺1枚で誰とでも会って話ができる、こんな面白い仕事はない」という言葉の通り、社会で活躍している人や話題の人に会うことが出来るのは大きな魅力だと思います。このような方に疑問を投げかけ真摯に答えてもらえるのは、番組制作者の特権であると同時に重い責任の1つです。 やりがいは、番組を見てくださる方がいることです。広島ホームテレビが平日夕方に放送している「みみよりライブ5up!」という番組は2018年4月に産声を上げたばかりですが、取材先で「5up見てるよ!」と声を掛けられると「ちゃんと世の中に届いているんだ」と嬉しくなります。番組を見てくださる方がいないとテレビ局が存在する理由はないので、これからも沢山の人に見ていただける番組を作っていくことがやりがいにつながると思っています。
Q
印象に残っている仕事を教えてください。
A
2018年7月に広島県で発生したは豪雨災害に関する取材が特に印象に残っています。災害発生直後、私もすぐに被災地へ行き取材をおこないました。町が水に浸かりボートで救助される人、土石流に襲われ姿が一変した住宅団地、自分の背を超えるほどの土砂に埋もれた住宅など、想像を超える状況が目に飛び込んでくる毎日でした。100人を超える方が犠牲となり、今も行方が分かっていない方が大勢います。そのような状況にも関わらず、家族や家を失った方がカメラの前で被災した状況を語ってくださいます。重たい一言一言を社会にしっかり届けて、次に被災する方をなくすことが今の私の使命だと思っています。
Q
仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
A
ニュース原稿を書く中で、正しい日本語を使うことと内容に誤りがないことは1番注意しなければいけません。決められたルールや独特の言い回しなどを調べたり、原稿をチェックするデスクに直してもらっている毎日です。取材先では先方の邪魔や失礼な印象にならないよう気を配ります。会社から一歩出れば、個人名の前に必ずクライアントの会社名が付いてきます。小さな誤りや失礼な態度が、番組を見ている方からいただく信頼を失うキッカケになるかもしれません。丁寧な確認や挨拶など小さなことの積み重ねが、実は1番大切なことだと意識しています。

1日のスケジュール

9:30
出社
取材の準備(当日の取材内容を下調べして仮の原稿を書く)
10:30
取材先へ出発
タクシーで移動、遠いときは社用車を運転
11:00
取材開始
カメラマンとアシスタントの3人で取材
12:00
取材終了
12:30
帰社、昼食
取材先の近くで外食することも
13:30
原稿をデスクに提出
14:00
デスクが原稿をチェック
書き直して再提出することも!
14:30
完成した原稿を元にVTRの編集
16:00
VTRが完成
16:45
ニュース番組が放送開始、完成したVTRも放送
事件や事故が起きたら急きょ取材へ行くことも
19:00
番組終了、反省会後に帰宅